居抜き物件での開業を成功させるポイント!
居抜き物件とは、前の店舗の内装や設備が残ったままの状態で
次の借主に引き継がれる物件のことです。
初期投資を抑えてスムーズに開業するため、
近年では多くの飲食店経営者が居抜き物件を選んでいますし、
SDGsの観点からもスタンダードになりつつあります。
しかし、居抜き物件を上手に活用するためには
いくつかのポイントを押さえる必要があります。
今回は、飲食店開業を考える初心者の方に向けて
、居抜き物件選びや改装の際に注意すべき
重要なポイントをご紹介します。
① 新店舗の動線と再利用できる設備を見極めよう!
まず、新しいお店をどのようにレイアウトするかを考え、前の店舗が残した設備や内装を活用できるかどうか見極めましょう。
たとえば、厨房設備やカウンターなど、コストがかかる部分はできるだけ再利用できると理想的です。
ただし、お客様の動線や従業員の作業効率を考慮して、
新店舗に適しているかを慎重に判断する必要があります。
再利用できる部分は積極的に活用し、
不要なものはリフォームするか撤去する計画を立てましょう。
この段階での見極めが、後々の工事費用やオープン準備期間の短縮につながります。
② 店舗イメージと異なる部分は工夫して隠す
次に、新しいお店のコンセプトに合わない内装や設備があった場合、それをどう扱うかが重要です。必ずしも大規模な改装を行う必要はありません。
例えば、内装の色を変更したり
、家具やディスプレイを活用して隠すだけで、印象を大きく変えることができます。
塗装や家具の配置変更であれば、費用もそれほどかからず、
自分でできる部分も多いため、効率的です。
大きなコストをかけずに新しい店舗の雰囲気を作り出すためにも、
デザインの工夫を取り入れましょう。
③ 床や壁の工事費用を抑えるコツ
床や壁の状態が気に入らない場合、剥がしたり削ったりするのではなく、上から新しい素材を貼る方法もあります。
特にフロアの張り替えは、全体を一新する印象を与えるので、
開業前に検討しておくと良いでしょう。
床材や壁紙を新たに貼ることで、
手軽に店舗の雰囲気を変えられ、費用を抑えることができます。
居抜き物件ならではのコスト削減のテクニックを活用し、予算を有効に使いましょう。
④ 前の店舗が撤退した理由を分析する
最後に、同じ場所で以前に飲食店を経営していた店舗が撤退した理由をしっかりと分析することが重要です。
なぜ前の店舗がうまくいかなかったのか、
その理由を把握しておくことで、
同じ失敗を繰り返さずに済む可能性が高まります。
例えば、立地は良いけれど顧客層が思ったほど広がらなかった、
競合店が多すぎた、マーケティングが不足していた、などの要因が考えられます。このような背景を知っておくことで、
戦略を立て直し、成功に導くことができるでしょう。
まとめ
居抜き物件は、コストを抑えてスムーズに飲食店を開業できるメリットがありますが、
しっかりとした計画と判断力が必要です。
再利用できる設備や内装を活かしつつ、
店舗の雰囲気を自分好みにアレンジすることで、
理想の店舗を作り上げることができます。
ぜひ、これらのポイントを参考にし、
居抜き物件での開業を成功させてください。
飲食店開業を目指す皆様が、理想の店舗をスムーズに立ち上げ
、繁盛するお店を作り上げることを心から応援しています!
またコストを抑えた業務用家具の購入に際しましてはぜひ弊社サイトから
お見積もりをご依頼ください。
納品に関する条件はございますが、よりコストを抑えて
購入できる業務用家具のご用意をさせていただいております!
是非左メニューから商品選択をしてお見積依頼くださいませ!
気になる商品の在庫確認、メーカーカタログ、張地サンプルのご依頼等も
無料で行っておりますのでお気軽にお問合せください。
--------------------------------------------------------------------------------------------
建築知識2月号 世界一美しい小さな飲食店の作り方
2022年2月1日発行 第64巻 第2号 通巻807号