飲食店開業に必要な免許・審査・届け出ガイド
飲食店を開業する際には、夢の実現に向けてさまざまな準備が必要です。
その中でも、法律に基づく免許や審査、届け出の手続きは避けて通ることができません。
このブログでは、飲食店を開業するために必要な主要な免許や届け出について、
分かりやすく解説します。
1. 営業許可申請
飲食店を営業するには、保健所が発行する「営業許可」が必要です。
この許可がないと営業を始めることはできません。
♦手続きの流れ♦
①店舗の設計図を用意して保健所に事前相談を行います。
②店舗の工事が完了したら、保健所の担当者による施設検査を受けます。
③検査に合格すると、営業許可証が発行されます。
~提出書類例~
●営業許可申請書
●店舗の平面図
●食品衛生責任者の資格証明書
●水質検査成績書(井戸水を使用する場合)
ポイント: 保健所の基準を満たす店舗設計が求められます。
事前相談を活用して、不備をなくすことが重要です。
2. 食品衛生責任者の資格取得
食品衛生法により、飲食店には「食品衛生責任者」を1名以上設置することが義務付けられています。
資格の取得方法
調理師や栄養士などの国家資格を持っている場合は、講習を受けるだけで取得できます。
資格がない場合でも、1日程度の講習会を受講することで取得可能です。
ポイント: 開業予定地の保健所で講習会の日程を確認しましょう。
3. 防火管理者の選任
飲食店の客席が30名以上の場合、防火管理者の選任が必要です。
手続き内容
消防署が実施する講習を受けて資格を取得します。
必要に応じて、消防計画の作成と提出を行います。
ポイント: 大規模店舗や住宅街にある店舗は、防火対策が特に厳しくなる場合があります。
4. 開業届の提出
事業を始めたら、税務署に「個人事業の開業届出書」を提出する必要があります。
提出期限
開業後1か月以内
併せて提出する書類
青色申告を希望する場合は「所得税の青色申告承認申請書」も提出します。
ポイント: 青色申告を選ぶと税制面での優遇措置を受けられるため、事業計画に応じて検討しましょう。
5. 労働保険・社会保険関連の届出
従業員を雇う場合、労働基準監督署や年金事務所での手続きが必要です。
主な手続き
労災保険と雇用保険の加入(労働基準監督署)
社会保険の加入(年金事務所)
ポイント: 正社員だけでなく、一定条件を満たすアルバイトにも適用されます。
6. 深夜酒類提供飲食店営業届
深夜0時以降にアルコールを提供する店舗の場合、警察署への届出が必要です。
手続き内容
提出書類には、店舗の図面や事業計画書が含まれます。
ポイント: 店舗の立地や営業内容によって追加の許可が必要になる場合があります。
まとめ
飲食店開業には、さまざまな免許や届け出が必要です。それぞれの手続きをスムーズに進めるためには、
事前に準備を整え、関係機関と密に連絡を取ることが重要です。
また、地域によっては条例が異なる場合があるため、
必ず開業予定地の自治体で詳細を確認してください。
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