個人使用目的でお見積依頼をいただいてしまうことがございます。
購入ガイドにも明記のある通り、メーカーおよび運送会社との契約条件により、
個人宅への配送・販売は行っておりません。しかし、なぜ個人宅への販売ができないのか素朴な疑問にこたえるべく今回は記事にしてみました。
「業務用家具」と「家庭用家具」には メーカーと運送会社の契約条件以上に、
構造上の違いという重要な理由があるからなんです。
🔍 一見似ているけど、構造がまったく違う
パッと見、家具は家具でしょと思うかもしれませんが、
使用される環境や目的が異なるため、設計や素材が根本的に違います。
たとえば家具を置く部分である「床」をみてますと
一般的な家庭ではフローリングや畳の上で使われますが、業務用ではコンクリート直貼り・土足環境が一般的です。そのため、脚の構造・素材・滑り止めの形状まで、まったく異なる仕様になっているのです。
🛠️ 耐久性と安全性の設計が違う
家庭用家具は「少人数で、限られた頻度で使う」ことを前提にしていますが
一方、業務用家具は「不特定多数が、連日使う」ことを前提に設計されています。
強度や耐摩耗性、掃除のしやすさなどが考慮されており、内部構造・素材の厚み・溶接の精度にも違いが出ます。
⚠️誤用によるトラブルを避けるために
家庭用の床には適さない脚の形状や、鋭い角、重量のある構造…。
こうした業務用家具を一般のご家庭で使用すると、床の損傷やケガなど、思わぬトラブルに繋がる可能性があります。
そのため、業務用と家庭用では明確な線引きがされているのが一般的です。
販売代理店である私たちも、メーカーの意向や販売後の責任をふまえ、
個人のお客様への販売はご遠慮いただいております。
一見、冷たく感じられるかもしれませんが、
これはなによりも「使う方の安全を守るため」の対応です。

📝 まとめ
- 業務用家具は、使われる場所・頻度・耐久性が家庭用と大きく異なる
- 見た目が似ていても、構造や安全基準に大きな差がある
- 誤用によるトラブルを防ぐため、個人宅には販売していない
一度店舗で使われているテーブルやイス、家庭で使われているテーブルとイスを
見比べてみると使われている素材の違いに気づいて面白いかもしれません。
今回はなぜ業務用家具を個人宅へ販売できないのかという理由を解説してみました。
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